ワンランク上の女性を目指して、正しい香水・フレグランスの使い方

街中を歩いているとたまに「匂いキツイ!付け過ぎでしょう!」というような人とすれ違うことはありませんか?どれだけ良いものを選んでも、間違った使い方をすればマイナスの印象を与えかねません…せっかく使うのなら正しく使用してプラスに持って行きたいですよね。

今回は正しい香水・フレグランスの使用方法を紹介します。香水のつけ方をマスターして、彼や友達に女子力をアピールしていきましょう!

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まずはじめに…

香水を体につける際には、体は清潔な状態であることが重要。香水は汗と混ざると独特の異臭を放つほか、香りづらくなる特徴があります。特に夏場はサッとシャワーを浴びてから使うようにしましょう。

長時間動き回るような日には、体臭と混ざらないように制汗剤や消臭スプレーなどを併用するのも良いでしょう。汗拭きシートも持っていれば役に立ちますね。

代表的な香水の種類

正しい香水のつけ方の前に、軽く香水の種類についてご紹介します。

香水は4つに分類され、種類によって香りの持続時間や濃度が変わってきます。種類は商品名の後ろの方や、パッケージ(ボトル)に記載されているのであらかじめ確認しておきましょう。

例えば画像のような感じ、シャネルのサイトではこのように商品名の下に書かれています。ちなみに隣のヴァポリサダーとはフランス語でスプレーという意味。シャネルのサイトでよく使われています。

では種類と目安を見てみましょう。

①パルファン(パルファム)
  • エタノール濃度は15~30%
  • 持続時間は5~12時間
  • 濃度が高いため一滴で十分香る
  • 価格を高めに設定するメーカーが多い
②オーデパルファン(オードゥパルファム)
  • エタノール濃度は10~15%
  • 持続時間は5~12時間
  • パルファンに近い濃度ながらも価格が抑えられている商品が多い
③オーデトワレ(オードゥトワレ)
  • エタノール濃度は5~10%
  • 持続時間は2~5時間
  • 数時間でほんのり香り普段使いしやすい
  • お手頃価格で気軽に使える
④オーデコロン
  • エタノール濃度は1~5%
  • 持続時間は1~2時間
  • 薄くライトに香る
  • リフレッシュしたいときにサッと使える

オーデトワレとオーデパルファムはお店でよく見かけますね。それぞれの特徴を押さえて、香水を選ぶ際の参考にしてください。

ではどんどん見てみましょう!

香りの変化について学ぶ

多くの香水はトップ・ミドル・ラストの3段階のノート(香調)に分かれて香り立ちます。よく香水の口コミや商品説明で「トップノートは~」と書かれていますよね、アレです。

①トップノートとは…

5~10分後くらいに香り、第一印象となる部分。やや強めに香り立ちます。

②ミドルノートとは…

30~1時間後くらいに香り、香水のメインはこのミドルを指します。香水のテーマや個性が最も良く表現される部分です。

③ラストノートとは…

2~3時間後くらいの香り、余韻となる部分。

ということで香水を店頭で確認する際には、複数の香水を連続で嗅いでいくのではなく、一つ使用したら30分は放置して確認するのがベスト。種類も試すなら3種類に留めておくのが良いと思います。

香水をつけるタイミングは?

香水が丁度良く香るタイミングはおおよそ30分後と言われています。そのため一般的には出かける30分前に使用する人が多いです。

しかし、時間とともに香りが変化する香水、人によっては1時間後・2時間後の香りが好きという女性もいるかと思います。香水を何度か使用して3段階の変化時間を把握できたら、自分の好みのに合わせて前もって付けておくのもお勧めです。

また、香水を外で付け直す際のマナーですが、周りに迷惑がかかる場所は控えましょう。

例えば…

  • レストラン
  • 人が密集する場所(電車やエレベーター等)
  • 葬儀場
  • 授業参観での教室など

そもそも葬儀場に行く際は香水はつけないことがルールですので気を付けましょう。マナーを守って香りを楽しむことが女子力向上への一歩です!

香水の付け方

香水のつけ方は香水瓶の形状により異なります。

スプレータイプ

香りを付けたい場所を決めたら、10~20㎝離してワンプッシュ。たまに何度もシュッシュとかける方がいますが、それはやり過ぎ。「少なくない?」と感じるくらいが香水は丁度良いのです。

また、直接肌にかけずに空気中にワンプッシュしてその中をくぐるという方法もあります。この場合には、液体が顔にかからないように気を付けましょう。理由は後で詳しく説明します。

香水瓶タイプ

次にスプレー式ではなく瓶にそのまま入っている場合ですが、同じく付けたい箇所に1、2滴垂らし軽く伸ばします。または清潔な手に取り、付けたい部位に軽く塗ります。

液体を出す際には、香水瓶を斜めにして底をトンと叩くと1滴出てきます。このとき強く叩いたり角度を付け過ぎるとドバっと出てくることもあるので注意しましょう。

香水をつける場所は?

香水は温度が高い場所につけるとよく香り立つ特徴があります。なので温かい血液を運ぶ血管が表面に近い部分、腰やうなじなどがオススメです。

が、人によって香りをどのくらい楽しみたいかは違ってくると思います。

ガッツリ香りを楽しみたい人

香りを効果的に感じるためには体温の高い場所を探しましょう。一般的には耳の後ろうなじ手首の内側につけるとしっかり香りを感じることができます。

髪の毛が痛んでいる人は耳の後ろへの塗布はしない方が良いかもしれません。髪の毛に塗布する人もいますが、ものによっては髪が痛む原因になります。

ふんわり香りを楽しみたい人

やんわり香りを楽しみたい方は、逆に体温の低いところを探しましょう。つまりは下半身、足首太ももの内側が体温の低い部位の代表です。

香水の香りは低いところから高いところへ向けて漂うと言われています。そのため香りを控えめに感じたい方は下半身を中心につけてみましょう。

オススメはウエスト(腰)

ウエストは体温が高いので香りがよく立ちますが、上からトップスやアウターが被さることで程よく香りを感じることができます。汗をかきやすい人はお腹につけるのもアリ。

いろんな場所につけてみて、自分が一番良いと感じる場所を探してみてください。家族や友達に聞いてみるのも良いですね。

香りを長持ちさせるために

香水のつけ方を誤解している人の中には、手首につけて擦り合わせてしまう人もいます。しかし、擦ってしまうと香りの元である粒子を潰してしまい、香水の持続性を下げてしまうほか香水本来の香りを楽しめなくなってしまうこともあります。

香りを長持ちさせるためには、ワンプッシュ吹きかけて軽く伸ばすだけでOK。

香水をつけない方がいい場所

逆に香水をつけない方が良い場所もあるので覚えておきましょう。

汗が出やすい関節部分

最初に書いた通り、香水は汗と混ざると想定外の香りになります。そのため、汗をかきやすい脇の下は特に避けた方がいいでしょう。汗っかきの人は他にも膝裏や首回りも避けた方が無難かもしれません。少ないとは思いますが性器周辺も。

うなじに付けたい人は、髪をあげて通気性を良くするなどの工夫をするといいですね。

直射日光の影響を受けやすい部分

香科の種類によっては、日光を浴びることでシミの原因になることもあります。そのため顔への使用は控えましょう。

香水を付け過ぎたときの応急処置

時間がないのに香水付け過ぎた~!

香水を付けるのに失敗してしまった場合にはまずアルコール・消毒エタノールコットンを用意します。

次にアルコールをコットンに馴染ませ、香水を付け過ぎた部分に軽くおさえるようにして拭き取ります。これで応急処置完了。余裕があれば洗い流してしまうのが確実。

同じ香水を毎日使用していると、鼻が香りに慣れついつい必要以上の量を付けてしまうことがあります。薄いかな?と感じても香水はワンプッシュ。1滴2滴程度が最適ですので気を付けましょう。

香水の保管方法

お気に入りの香水を最後まできっちり使い切るためにも、保管方法を覚えておきましょう!

香水は直射日光(蛍光灯も)を避け涼しい場所に保管するようにします。また、酸化を防ぐためにも使った後は蓋をしっかり閉めておく習慣をつけておくことが大切です。

お子さんのいない家庭なら、冷蔵庫に保管してしまうのもオススメです。最近では化粧品専用の冷蔵庫を購入する人もいるくらい、冷蔵庫は香水の劣化を防ぐのに適した場所なんです。

小さいお子さんがいるご家庭では、食品と間違って香水を口に含んでしまう可能性もあるのでオススメできません。

以上、香水の正しい使い方講座でした。正しく使って香水本来の香りを楽しみましょう!

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